境界線を越えたくて
恋愛(学園)
完
0
牧野華子/著
- 作品番号
- 1664130
- 最終更新
- 2023/04/26
- 総文字数
- 17,287
- ページ数
- 35ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 8,698
- いいね数
- 0
【2022 野いちご某コンテスト 最終候補】
いつでも言えると思っていた。
いつでも伝えられると、そう思っていた。
けれど気付けば言えなくなっていた。
いつでも言えると思っていた。
いつでも伝えられると、そう思っていた。
けれど気付けば言えなくなっていた。
- あらすじ
- 中学三年生の水沢乙葉は、一年生の頃から恋をしている坂口瑞樹を諦めようと、昼休みをクラスのベランダで過ごすと決めた。なるべく彼を目に入れないためにここを選んだのに、ある日そんなひとりきりのベランダに訪れたのは坂口瑞樹本人。それからの彼は毎日そこへ来ては、乙葉と会話をするようになった。
隣のクラスの彼との間には何もない。だけどそこには境界線がある気がしてしまう。
今日も彼は、近くて遠い。
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