ヴァンパイアは自分の親友である妹を離さない

「それよりも飯食わないと5限目に間に合わなくなるぞ」


「そうでした」


白虎先輩に色々いわれていたせいで食べる手が止まっていた。


どうしてだろう?

夜桜先輩の前で食事をするとなんだか落ち着く…。


「夜桜先輩はお昼ご飯終わったんです?って、普通のご飯は夜桜先輩の口に合いませんよね」


ヴァンパイアが人間の食べてるものを口にすると砂の味がすると聞いたことがある。

実際、本当かどうかはわからないけど。


「お前なぁ…。だから、そういう本で得た知識は全て昔の話だって言ってるだろ。大体、普通の食事が出来ないなら、とっくに俺はヴァンパイアだとバレてるぞ」


「言われてみればそうですね」


「今日何を食ったか聞かれそうだから答えておくが、普通に食堂でカレーを食ったぞ」


「食堂のご飯も美味しそうですね。
人が多いと女だってバレる確率が上がりそうで怖いですが、食堂のご飯もどんなのか気になる〜!」


「食い意地が張ってるんだな」


「翼お兄ちゃんと違って、栄養は全部お腹にいってますよ…ううっ」


そういって脂肪がたくわえられたお腹に触れる。


ちらっと横を見ると夜桜先輩。

180近い高身長に、モデル並みに痩せてる身体。
なにもかも羨ましい。


ヴァンパイアって人よりも綺麗だし、優れてるっていうのはホントみたい。