君という鍵を得て、世界はふたたび色づきはじめる〜冷淡なエリート教授は契約妻への熱愛を抑えられない〜

「じゃあ、そうですね、パンツとかもう少し動きやすい物を」
「あ、そうだったわね! 美良さんふわふわっとして可愛いから、ついフェミニンなのばっかり選んでいたけれど、カジュアルにもキメたいわよね」
「い、いえ、お料理とかお掃除をちゃんとするとなると、パンツの方が動きやすいかなと」

 スタイリストさんは破顔した。

「なるほどなるほど、先生のためにきちんと家事をしたいんですね! もーう先生ったら幸せ者っ。了解しました、待っててね!」

 と、うきうきステップして安田さんは行ってしまった。

 その姿を見送りつつ、聡一朗さんが「家事ね」とつぶやいた。