君という鍵を得て、世界はふたたび色づきはじめる〜冷淡なエリート教授は契約妻への熱愛を抑えられない〜

「この欄に記載されている講義は特別コースの方でも受けることができるものです。今日から受けられるものもありますので、よかったらどうぞ」
「わぁ、こんなに受けられるんですね」

そこには、いろいろな講義名がずらり。
といっても私が理解できるのは少なそうだけれど……と見ていると、ふと講義者の名前に目が止まった。
すると事務員さんも、

「人気のある先生の講義もあるんですよ。特にこの先生なんて」

と、同じ名前を指さす。

聡一朗さんだった。

たしかに聡一朗さんの講義室だけ他のと違う。
一番大きな部屋のひとつだ。

「ご存じだとは思うけど、この先生は今メディアに引っ張りだこで有名なんですよ。ちゃんと講義内容に興味があって受講する学生もいるけれど、まぁ中には先生ご本人にしか興味が無い子も多くてね、いつもは抽選なんですけれど、今日はまだ空きがあるようだからぜひ」

聡一朗さんの講義って、どんな感じなんだろうな……。