聡一朗さんと別れてから事務所に戻った今も、ずっとそんなことばかりを考えていた。
私の頭の中は、聡一朗さんのことでいっぱいだった。
もっと会いたい。
もっとお話ししたい。
もっともっと、聡一朗さんのことが知りたい。
「どうしたの? ぼーっとして?」
「え!? あ、いえ!」
ぼんやりしていたら、急に話しかけられて飛び上がった。
チーフが話しかけてきた。
「帰って来たところかい? ならちょうどよかった。ちょっと話があるんだ」
「なんでしょう?」
忙しいチーフがわざわざ話すことといえば、仕事の話しかない。
どこか嫌な予感を覚えつつ、続きを待った。
「実は大正学院大学との契約だが、今月末で切れることになっている。なんで君の次の派遣先は――」
え?
その先の言葉なんて、頭に入ってこなかった。
大学に行かなくなる……。
もう聡一朗さんに会えなくなる……。
私の頭の中は、聡一朗さんのことでいっぱいだった。
もっと会いたい。
もっとお話ししたい。
もっともっと、聡一朗さんのことが知りたい。
「どうしたの? ぼーっとして?」
「え!? あ、いえ!」
ぼんやりしていたら、急に話しかけられて飛び上がった。
チーフが話しかけてきた。
「帰って来たところかい? ならちょうどよかった。ちょっと話があるんだ」
「なんでしょう?」
忙しいチーフがわざわざ話すことといえば、仕事の話しかない。
どこか嫌な予感を覚えつつ、続きを待った。
「実は大正学院大学との契約だが、今月末で切れることになっている。なんで君の次の派遣先は――」
え?
その先の言葉なんて、頭に入ってこなかった。
大学に行かなくなる……。
もう聡一朗さんに会えなくなる……。