「……そうか。本当に似ているな、俺たちは。縁を感じてしまうよ」
「え?」
「実は、俺も早くに両親を亡くしたんだ。そして五歳上の姉も君と同じように特に海外の絵本が好きでね、語学を学んで翻訳家になるのが夢だった」
お姉さんが私と同じ……。
そうか。だから聡一朗さんは絵本作家に詳しかったんだな。
「だが姉は自分よりも俺の将来を期待してくれてね、自分の夢を捨てて俺の進学を優先させてくれたんだ。君と同じように大学に行くのを諦め、働いて得た収入を俺に注いでくれた。その甲斐あって俺は留学までできて、今こうしていられているんだ」
そうか、聡一朗さんが言う共感とはそういうことだったんだ。
私の背景が自分と特にお姉さんと重なった。
だから助けてくれたんだ……。
「え?」
「実は、俺も早くに両親を亡くしたんだ。そして五歳上の姉も君と同じように特に海外の絵本が好きでね、語学を学んで翻訳家になるのが夢だった」
お姉さんが私と同じ……。
そうか。だから聡一朗さんは絵本作家に詳しかったんだな。
「だが姉は自分よりも俺の将来を期待してくれてね、自分の夢を捨てて俺の進学を優先させてくれたんだ。君と同じように大学に行くのを諦め、働いて得た収入を俺に注いでくれた。その甲斐あって俺は留学までできて、今こうしていられているんだ」
そうか、聡一朗さんが言う共感とはそういうことだったんだ。
私の背景が自分と特にお姉さんと重なった。
だから助けてくれたんだ……。



