大好きです、部長。

時。

「君、可愛いね。なんでこんな所にい

るの?ちょっとうちの店おいでよ」

きつい香水の匂いをまとったチャラそ

うな男が声をかけてきた。きっとホス

トの人なんだろう、イケメンだけど私

は既に嫌いだ。

「嫌です。来ないでください!」

私はそう言って、傘を投げて無我夢中