大好きです、部長。

の先に見える、宇宙が透けた夜空。そ

こに浮かんだ満月は、どんな時でも無

情なまでに綺麗だった。

 しばらくそうしていると、泣き声が

聞こえなくなった。泣き止んだのかと

見てみると、すっかり寝てしまってい

る。

「全く…おいハヌル、ここで寝たら風

邪ひくぞ?」