「きちんと新年の挨拶に行こう」
凛子さん―……お母さんも、そう思ってくれているなら、あたしは行きたい。
きゅっと両手を握り締め、気合を入れる。
「うん、そうだね。あたしも、お母さんに会いたい…!」
凛子さんのとこにいくときに、いつも持っていくクッキーは、さすがに間に合わなかった。
あたしとしては、会えるだけで嬉しいし。
スキップしたくなるくらい、あたしは満面の笑みでお父さんについていった。
「あけましておめでとう」
静かになったはずの商店街は少しずつまた活気を取り戻しつつあった。
和菓子屋さんのおばあちゃんは、手土産用にと、昨日から開けていたみたい。
「未来ちゃん、大きくなったねぇ」
まるで自分のおばあちゃんみたいで、くすぐったい。
お父さんもにこにこ笑って、嬉しそうだった。
あじさい商店街を抜けて、あたしの大切な喫茶店の前を通る。
ひょこっと窓をのぞいてみたけど、やっぱり真っ暗だった。
扉には『年始は一月四日から営業』と、キレイな文字の張り紙。
「そうか、未来はここで勉強しているんだったな」
不意にかけられた言葉にあたしは一瞬驚いたけど、胸を張って頷いた。
「うん、たくさん思い出があるの」
凛子さん―……お母さんも、そう思ってくれているなら、あたしは行きたい。
きゅっと両手を握り締め、気合を入れる。
「うん、そうだね。あたしも、お母さんに会いたい…!」
凛子さんのとこにいくときに、いつも持っていくクッキーは、さすがに間に合わなかった。
あたしとしては、会えるだけで嬉しいし。
スキップしたくなるくらい、あたしは満面の笑みでお父さんについていった。
「あけましておめでとう」
静かになったはずの商店街は少しずつまた活気を取り戻しつつあった。
和菓子屋さんのおばあちゃんは、手土産用にと、昨日から開けていたみたい。
「未来ちゃん、大きくなったねぇ」
まるで自分のおばあちゃんみたいで、くすぐったい。
お父さんもにこにこ笑って、嬉しそうだった。
あじさい商店街を抜けて、あたしの大切な喫茶店の前を通る。
ひょこっと窓をのぞいてみたけど、やっぱり真っ暗だった。
扉には『年始は一月四日から営業』と、キレイな文字の張り紙。
「そうか、未来はここで勉強しているんだったな」
不意にかけられた言葉にあたしは一瞬驚いたけど、胸を張って頷いた。
「うん、たくさん思い出があるの」


