恋の雨宿り


「そういえば、紅羽、今日も休み?」
「どうだろう?来てるのかな?私は見てないよ。」
「咲薇も見てない。」


紅羽君・・・。やっぱり治らなかったのかな?


「あ、そろそろみんな並び出したみたい。」
「ヤバっ!私行かないと!」


月音は応援団だからね。頑張って!応援団を応援するのはおかしいかもだけど。


開会式が終わり、競技に移る。最初は2年生の二人三脚が始まる。私のクラスは緑チーム。紅羽君のクラスは赤チーム。他の相手チームは紫チーム、桃チーム、黄チームとある。二人三脚・・・私のペアは夕陽。


「はぁ、」
「何ため息してんだよ。」
「別に〜。」


夕陽との絡みが最近多い。偶然にも程がある。とにかく息を合わせて頑張るしかない。ちなみに・・・二人三脚もアンカーなんだよね。仕方ないよ、これは。くじでペアを決めたんだけど、選抜メンバー同士がペアになったらアンカーが決まったも当然。納得するしかない。


「本気出すからな。気合い入れろよ。」
「うん。そっちもね。」
「今、こっちのチーム4位だけど。」
「5位よりはマシでしょ。」


そして遂にアンカーに繋げるペアが走り出した。走ってるペアは月音と同じクラスの安藤 美涼。2人はすごく早くて、4位から3位まで追い上げた。