夕方になりました。 静かな静かな家の中でぼんやりしてます。
「ただいまーーーーーー。」 百合子が帰ってきた。
「ねえねえ今晩は何を食べるの?」 「百合子でも食べようかな。」
「私? 美味しいよ。」 「脂も載ってるしねえ。」
「お母さんじゃないから。」 「そうかなあ? このお腹、、、。」
百合子のお腹をツンツンしてみる。 「エッチだなあ。 お母さんって。」
「このこのこの、、、。」 「ワー、くすぐったいよーーーー。」
なんか久しぶりにじゃれ合ってるって感じ。 今夜は信二も遅くなるっていうからこのまま二人ねえ。
「さてさてオムレツでも作ろうかな。」 「オムレツ? 私手伝う。」
「って卵を割るだけなんでしょう?」 「そんなんじゃないから。」
でもさあ百合子が料理を作ってる姿ってどっか女らしいのよねえ。 私でも見惚れちゃうわ。
フライパンを百合子に任せました。 私はスープを作りましょうか。
「うーーん、いい匂いねえ。」 「でしょう?」
「上手くなったじゃない。 いつでもお嫁に行けるわね。」 「お嫁には行かないわよ。 お母さんの傍に居るの。」
「だからってずーーーーーーーっとは居ないでしょう?」 「ずーーーーーーっと居たいなあ。 お父さんみたいな変なのには捕まりたくないから。」
「それはそうかもだけど、あんたも考えなさいよ。」 「何を?」
「生涯、一人で暮らすのって寂しいもんよ。」 「今はネットも有るしメル友も多いし心配無いわよ。」
「そうかなあ? そう思ってる人ほどいざという時に弱い物なのよ。」 「いざという時?」
「そうよ。 セルフネグレクトって知ってるでしょう?」 「ああ、あれね。 家に籠って頼るのも頼られるのも嫌になったってやつでしょう?」
「ちょっと違うけどまあいいわ。」 「大丈夫。 あのお兄ちゃんが居るから。」
「どういうこと?」 「さあねえ。」
そんな話をしながら夕食を作っているんです。 その頃、狸は?
まあ離婚して以来、興味も関心も恋愛感情も無くなったから放置しましょうか。 特にこれというニュースも聞かないしね。
百合子が焼いたオムレツを食べながら二人でテレビを見ていますよ。 でもなんか面白くない。
中身がバカバカしいだけならいいんだけど、cmが、、、。 何これ?状態。
はーーーあ、ついにテレビも終わる時が来たのね? 宗教団体に支えてもらってるなんて終わってるわよ。
やっぱりフジテレビのあの騒動は破壊的だったもんなあ。 昭和から平成に代わって令和になったんだもん。
世間の常識も変わるわよねえ。 昭和の常識は令和の非常識よ。
それが分からなかったのね? まあさあ芸能界も似たようなもんじゃない。
ただただ可愛いだけとか胸が大きいだけとか面白いだけとか、そんなんばかりよねえ。 歌わせても下手だし、芝居も出来ないし喋らせても面白くないし、、、でよくもまあ使ってもらってることねえ。
スカウトするのもいいけどさあ、もうちっとましなやつをスカウトしたらどうなのよ? 目障りな馬鹿ばかり捕まえて。
これだから紅白だってしょうもないやつばかり出てくるのよ。 ここにでも出さないと仕事が取れないからって。
そんでもって毎回同じ歌ばかり歌ってる人も居るしねえ。 聞き飽きたわよ いい加減。
今やラジオを聞いてる人も少なくなったからなあ。 タクシーの運転手くらいじゃないか?
居酒屋だってラジオやテレビは点けてないしね。 昔はラジオを聞きながら飲んだりしたもんなのに。
cdだってそんなに売れてないでしょう? ダウンロードすればいいもんね。
時代は変わるのよ。 いつか本気でテレビが無くなる日が来るわね。
それでもnhkは受信料を鱈腹取ろうともがいている。 ダイレクトメールを出しまくって大丈夫なんだろうか?
ハチャメチャな偏向報道なんかしなかったらみんな払ってくれたわよ。 出鱈目な偏向報道とか粉飾報道を垂れ流してきたからでしょう?
そういう過去をきれいさっぱり懺悔することね。 そして紅白でも何でも疑惑を持たれるようなことを辞めなさい。
国家予算まで毎年丁寧に入れてもらってるんでしょう? それでも足らないの?
たんまり何千億も溜め込んでおいてかい? 豊田商事以上の詐欺集団じゃないよ。
溜め込んでる金を全部吐き出したら受信料だって少しは払ってあげるわよ。 そうねえ、年100円くらいかなあ?
くだらない放送局で年収1000万なんてふざけ過ぎてるから。
今夜はどんな夢を見ようかな? ねえ、竜岡さん。
最近、何かの拍子で竜岡さんのことばかり考えてるなあ。 もしかして恋愛症候群?
さあねえ、でもでも気になるのよ。 遅い春でも来たのかな?
今までは狸に相当苦しめられたから、、、。 でもまあいいわ。
取り敢えず今夜もおやすみなさいなのです。
さあさあ楽しみな?土曜日が来ましたよ。 土曜日とは言っても私たちヘルパーは走り回ってます。
利用者さんたちが困っちゃうからね。 【土日はお休みーーーー!】なんて宣伝してる事業所も有るけどそんなんでいいの?
訪問看護なんかは真夜中でも動いてるわよ。 まあ確かに介護と医療は違うから分かるけどさあ。
病院でも土日休みって多いわよねえ? 病気は休んでくれないのに。
そのくせ、休日当番医はすごい勢いで減ってる。 何でなの?
そんなんだから大病院が迷惑するのよ。 個人病院は甘え過ぎ。
医者は国民の奉仕者なのよ。 考え直しなさい。
文句を言いながら走り回ってやっと午後6時になりました。 「行きましょうか。」
竜岡さんが玄関まで迎えに来てくれたわ。 地味にお姫様気分。
なになに? お局様だろうって? そんなに意地悪じゃないから 私。
「今日はね、雰囲気のいい居酒屋です。 俺の友達が20年前に始めた店なんだ。」 「そうなんですか?」
「最初は客が来なくて水を飲んでたって言ってたっけなあ。」 「でもよくこれまでやってこれましたねえ。」
「うん。 彼も最初はこんなに長くやれるとは思ってなかったんだって。」 「だろうなあ。 最初から分かってたらやってないかも。」
30分ほど走って付いたのは川本という居酒屋。 ガラガラっと開ける居酒屋です。
「川本君 今夜は頼んだよ。」 「へい。 いらっしゃい。」
カウンターは10人ほど座ればいっぱい?かな。 テーブルが三つ。
意外と小さな店だから驚いた。 私たちは敢えてテーブル席へ、、、。
そこへ奥さんらしい人がお絞りを持ってきてくれました。 「いらっしゃいませ。 ごゆっくりどうぞ。」
「ここ、雰囲気いいですねえ。」 「いいでしょう? 床の間まで有るんですよ。」
「今夜はフルコースでも出そうか?」 「大食い選手権じゃないんだからそんなに食えないよ。」
「じゃあ最初は焼き魚から出すよ。」 「お好きに頼むわ。」
この二人、高校の同級生なんだって。 だからお互いに言いたい放題なのね。
「今年の秋刀魚は大きいぞ。」 そう言って主人が焼き魚の皿を持ってきた。
「そうだなあ。 去年のより太ってるなあ。」 「だろう? 嫁さんにも美味い魚を食わせてやれよ。」
「え? お嫁さん?」 私は思わず竜岡さんを見詰めてしまった輪。
「勘違いしないで。 俺は独身だから。」 「そうよねえ、じゃあお嫁さんって?」
「武井さんを嫁さんだって思ったんだよ たぶん。」 「え? そうじゃなかったのか?」
野菜を切りながら川本さんが立つ岡さんを見ている。 「まだまだだよ。 まだプロポーズも何もしてないんだから。」
「陽介、お前まだ独身だったのか? その彼女お似合いだぞ。」 「こらこら、まだ早いって。」
竜岡さんは私が彼女だって言われて焦っているみたい。 当の私はどうなんだろうなあ?
実はね、彼女だって言われてドキドキしまくりなんです。 隠しても顔に出ちゃいそう。
その頃、百合子と信二はテレビを見ながらグラタンとコーンスープを食べてます。 どんな話をしてるんだろうなあ?
気にはなるけど今夜は竜岡さんに集中集中。 振られちゃ適わないからね。
「ただいまーーーーーー。」 百合子が帰ってきた。
「ねえねえ今晩は何を食べるの?」 「百合子でも食べようかな。」
「私? 美味しいよ。」 「脂も載ってるしねえ。」
「お母さんじゃないから。」 「そうかなあ? このお腹、、、。」
百合子のお腹をツンツンしてみる。 「エッチだなあ。 お母さんって。」
「このこのこの、、、。」 「ワー、くすぐったいよーーーー。」
なんか久しぶりにじゃれ合ってるって感じ。 今夜は信二も遅くなるっていうからこのまま二人ねえ。
「さてさてオムレツでも作ろうかな。」 「オムレツ? 私手伝う。」
「って卵を割るだけなんでしょう?」 「そんなんじゃないから。」
でもさあ百合子が料理を作ってる姿ってどっか女らしいのよねえ。 私でも見惚れちゃうわ。
フライパンを百合子に任せました。 私はスープを作りましょうか。
「うーーん、いい匂いねえ。」 「でしょう?」
「上手くなったじゃない。 いつでもお嫁に行けるわね。」 「お嫁には行かないわよ。 お母さんの傍に居るの。」
「だからってずーーーーーーーっとは居ないでしょう?」 「ずーーーーーーっと居たいなあ。 お父さんみたいな変なのには捕まりたくないから。」
「それはそうかもだけど、あんたも考えなさいよ。」 「何を?」
「生涯、一人で暮らすのって寂しいもんよ。」 「今はネットも有るしメル友も多いし心配無いわよ。」
「そうかなあ? そう思ってる人ほどいざという時に弱い物なのよ。」 「いざという時?」
「そうよ。 セルフネグレクトって知ってるでしょう?」 「ああ、あれね。 家に籠って頼るのも頼られるのも嫌になったってやつでしょう?」
「ちょっと違うけどまあいいわ。」 「大丈夫。 あのお兄ちゃんが居るから。」
「どういうこと?」 「さあねえ。」
そんな話をしながら夕食を作っているんです。 その頃、狸は?
まあ離婚して以来、興味も関心も恋愛感情も無くなったから放置しましょうか。 特にこれというニュースも聞かないしね。
百合子が焼いたオムレツを食べながら二人でテレビを見ていますよ。 でもなんか面白くない。
中身がバカバカしいだけならいいんだけど、cmが、、、。 何これ?状態。
はーーーあ、ついにテレビも終わる時が来たのね? 宗教団体に支えてもらってるなんて終わってるわよ。
やっぱりフジテレビのあの騒動は破壊的だったもんなあ。 昭和から平成に代わって令和になったんだもん。
世間の常識も変わるわよねえ。 昭和の常識は令和の非常識よ。
それが分からなかったのね? まあさあ芸能界も似たようなもんじゃない。
ただただ可愛いだけとか胸が大きいだけとか面白いだけとか、そんなんばかりよねえ。 歌わせても下手だし、芝居も出来ないし喋らせても面白くないし、、、でよくもまあ使ってもらってることねえ。
スカウトするのもいいけどさあ、もうちっとましなやつをスカウトしたらどうなのよ? 目障りな馬鹿ばかり捕まえて。
これだから紅白だってしょうもないやつばかり出てくるのよ。 ここにでも出さないと仕事が取れないからって。
そんでもって毎回同じ歌ばかり歌ってる人も居るしねえ。 聞き飽きたわよ いい加減。
今やラジオを聞いてる人も少なくなったからなあ。 タクシーの運転手くらいじゃないか?
居酒屋だってラジオやテレビは点けてないしね。 昔はラジオを聞きながら飲んだりしたもんなのに。
cdだってそんなに売れてないでしょう? ダウンロードすればいいもんね。
時代は変わるのよ。 いつか本気でテレビが無くなる日が来るわね。
それでもnhkは受信料を鱈腹取ろうともがいている。 ダイレクトメールを出しまくって大丈夫なんだろうか?
ハチャメチャな偏向報道なんかしなかったらみんな払ってくれたわよ。 出鱈目な偏向報道とか粉飾報道を垂れ流してきたからでしょう?
そういう過去をきれいさっぱり懺悔することね。 そして紅白でも何でも疑惑を持たれるようなことを辞めなさい。
国家予算まで毎年丁寧に入れてもらってるんでしょう? それでも足らないの?
たんまり何千億も溜め込んでおいてかい? 豊田商事以上の詐欺集団じゃないよ。
溜め込んでる金を全部吐き出したら受信料だって少しは払ってあげるわよ。 そうねえ、年100円くらいかなあ?
くだらない放送局で年収1000万なんてふざけ過ぎてるから。
今夜はどんな夢を見ようかな? ねえ、竜岡さん。
最近、何かの拍子で竜岡さんのことばかり考えてるなあ。 もしかして恋愛症候群?
さあねえ、でもでも気になるのよ。 遅い春でも来たのかな?
今までは狸に相当苦しめられたから、、、。 でもまあいいわ。
取り敢えず今夜もおやすみなさいなのです。
さあさあ楽しみな?土曜日が来ましたよ。 土曜日とは言っても私たちヘルパーは走り回ってます。
利用者さんたちが困っちゃうからね。 【土日はお休みーーーー!】なんて宣伝してる事業所も有るけどそんなんでいいの?
訪問看護なんかは真夜中でも動いてるわよ。 まあ確かに介護と医療は違うから分かるけどさあ。
病院でも土日休みって多いわよねえ? 病気は休んでくれないのに。
そのくせ、休日当番医はすごい勢いで減ってる。 何でなの?
そんなんだから大病院が迷惑するのよ。 個人病院は甘え過ぎ。
医者は国民の奉仕者なのよ。 考え直しなさい。
文句を言いながら走り回ってやっと午後6時になりました。 「行きましょうか。」
竜岡さんが玄関まで迎えに来てくれたわ。 地味にお姫様気分。
なになに? お局様だろうって? そんなに意地悪じゃないから 私。
「今日はね、雰囲気のいい居酒屋です。 俺の友達が20年前に始めた店なんだ。」 「そうなんですか?」
「最初は客が来なくて水を飲んでたって言ってたっけなあ。」 「でもよくこれまでやってこれましたねえ。」
「うん。 彼も最初はこんなに長くやれるとは思ってなかったんだって。」 「だろうなあ。 最初から分かってたらやってないかも。」
30分ほど走って付いたのは川本という居酒屋。 ガラガラっと開ける居酒屋です。
「川本君 今夜は頼んだよ。」 「へい。 いらっしゃい。」
カウンターは10人ほど座ればいっぱい?かな。 テーブルが三つ。
意外と小さな店だから驚いた。 私たちは敢えてテーブル席へ、、、。
そこへ奥さんらしい人がお絞りを持ってきてくれました。 「いらっしゃいませ。 ごゆっくりどうぞ。」
「ここ、雰囲気いいですねえ。」 「いいでしょう? 床の間まで有るんですよ。」
「今夜はフルコースでも出そうか?」 「大食い選手権じゃないんだからそんなに食えないよ。」
「じゃあ最初は焼き魚から出すよ。」 「お好きに頼むわ。」
この二人、高校の同級生なんだって。 だからお互いに言いたい放題なのね。
「今年の秋刀魚は大きいぞ。」 そう言って主人が焼き魚の皿を持ってきた。
「そうだなあ。 去年のより太ってるなあ。」 「だろう? 嫁さんにも美味い魚を食わせてやれよ。」
「え? お嫁さん?」 私は思わず竜岡さんを見詰めてしまった輪。
「勘違いしないで。 俺は独身だから。」 「そうよねえ、じゃあお嫁さんって?」
「武井さんを嫁さんだって思ったんだよ たぶん。」 「え? そうじゃなかったのか?」
野菜を切りながら川本さんが立つ岡さんを見ている。 「まだまだだよ。 まだプロポーズも何もしてないんだから。」
「陽介、お前まだ独身だったのか? その彼女お似合いだぞ。」 「こらこら、まだ早いって。」
竜岡さんは私が彼女だって言われて焦っているみたい。 当の私はどうなんだろうなあ?
実はね、彼女だって言われてドキドキしまくりなんです。 隠しても顔に出ちゃいそう。
その頃、百合子と信二はテレビを見ながらグラタンとコーンスープを食べてます。 どんな話をしてるんだろうなあ?
気にはなるけど今夜は竜岡さんに集中集中。 振られちゃ適わないからね。


