そこへ何やら電話が掛かってきました。 「武井さん?」
ワーーーーーーーーー、公子さんやないかいな。 何でこんな忙しい時にこいつなのよ?
「明日の仕事なんだけどね、、、。」 「ああ、分かりました。 留守電に入れておいてください。」
話し出すと長いからそう言って電話を切るようにしてるのよ 最近は。 そうじゃないと夕食作れないから。
そんでもって鼻歌でも歌いながらやっておりますと、またまた娘ちゃんが飛び込んできました。
「どうしたの?」 「お母さんに甘えたい。」
「えーーーーーー? 甘えたいって? 甘えたことの無いあんたが、、、?」 「いいでしょう?」
「そりゃいいけどさあ、その前に手伝ってよ。」 「分かった。」
なんとか交換条件を飲ませてから料理を続行。 意外と娘ちゃん 料理は上手なのよね。
こいつに任せてもいいかって思うくらいなのよ。 ママとしては嬉しい限りねえ。
でもいつか、男を作って出ていくんだろうなあ。 「結婚はしないよ。」
「え? 本気で思ってる?」 「うん。 かっこいいやつも居ないし、馬鹿ばっかだし。」
「それってさあ、あんたのクラスメートじゃないの?」 「とにかく結婚はしないの。 ずっとママの傍に居る。」
「それはそれで困るんだけどなあ。」 「いいじゃない。 ママ大好きだから。」
もしかしてこいつら揃いも揃って家に居るつもりなんじゃ? さっさと社会に出てほしいわ。
料理が出来上がりまして、今夜は二人で食べております。 旦那様は帰りが遅いようでして。
息子君もバイト先で店長に出してもらうんだって言ってたから今夜は本当に女二人だけなのよ。
何気ない趣味の話やらをしながらゆったりと食べる夕食もいいわねえ。
(たまにはこうして女二人で喋るのもいいか。) 夕食を終わらせて片付けておりますと、、、。
「私も手伝うわ。」って娘ちゃんが飛んできました。 親としては嬉しい限りだわ。
「あんた、ほんとに結婚しないの?」 「ママ見てたら大変そうだもん。」
「それはあの親父がだらしないからよ。」 「そうなの?」
「世の中にはねえ、もっといい男もたーーーーーっくさん居るから男を見る目を育てなさい。」 「そうかなあ?」
「そうよーーーー。 捕まえる相手を間違えたら母さんみたいになるからね。」
娘ちゃんは納得したのかしないのか、私の周りをウロウロしています。 犬か お前は?
食器も片付いてホッとした時でした。 「ママ、甘えたい!」
そう言って娘ちゃんが私に飛び付いてきたんです。 「何? 何をしたいの?」
焦った私は娘ちゃんを跳ね飛ばそうとしたんですけど、それよりも速く押し倒されてしまって、、、。
まさか、娘ちゃんと絡み合うことになろうとは、、、。 私は何て母親なの?
あんまりにテクニックが上手だから私も娘ちゃんを弄り倒しちゃったわよ。 ああもう、、、馬鹿。
ってなわけで息子ちゃんに続き、娘ちゃんにまで愛されてしまったママなのです。 私の人生って何?
なんかもう、毎晩のように憂鬱になったりムラムラしたりアホらしくなったり、私って何をやってるんだろう?
「でも、あいつも上手だなあ、、、。」 ボソッと言ったつもりなのに息子君に聞かれていたとは、、、。
「ねえ、あいつって誰?」 「知らないわよ。 知らないわよ。」
「もしかして、、、、やつとやっちゃったの?」 「やってないやってない。 何言い出すの? バカ。」
「本気で怒ってる。 人間ってねえ、グサッと来ると本気で怒るもんなんだよ。」 「うわーーーーー、これじゃあ、、、、。」
何だか、ゴキブリホイホイに捕まったカマキリみたいじゃない。 って何か譬えが変。
どうでもいいわ。 どうにでもなれ!
とまあ、こんな具合で毎日毎晩乱れっぱなしなんです 我が家って。
そもそもね、あのくそ狸が辞めるの辞めないのって変なことを言い出すからこうなったのよ。 って噴火してみるけど、本人はいたって自然体。
「俺さあ、やっぱり今の会社で働くわ。」 「そうねえ。 そのほうがいいわよ。 社長さんだって我慢して使ってくれてるんだからねえ。」
そう言って日本酒を注ぎ足すのです。 いい加減にしてよね。
次の日も私は朝から走り回ってます。 なぜかって?
そりゃあ、あなたも分かってるでしょう? 公子さんに捕まりたくないからよ。
そう思ってニヤニヤしながら走ってると、、、。 「あらあら、武井さんじゃない。 乗せていくわよ。」って、、、。
「いやあ、近所だから走って行きます。」 「まあ、そう言わないで乗りなさいよ。」
「いえいえ、あそこですから。」 私が指差すと公子さんは悲しそうに車を走らせていきました。
2軒 3軒と回ってさあお昼。 と思ったらうどん屋さんに公子さんが居るではないかいなあ。
(何でこんな所で会うのよ?) でもまあ、表向きはニコニコしとかないとねえ。
「武井さんも来たの?」 (来て悪いんか?)
「そうなんです。 お昼はいつもここなの。」 「昼からも回るんでしょう? 大変ねえ。」
(あんたと居るほうがもっと大変よ。) 「ええ。 7時まで詰まってますから。」
「そんなに? 忙しいのねえ。」 (うん。 人気者だから。)
頼んだうどんが来ると七味をちょっぴり入れてからズルズル、、、。 「豪快ねえ。」
「早く済ませて休みたいから。」 「休むなら事務所でもいいわよ。」
(けっこうですわ。 あんたの自慢話なんて聞きたくないから。) 「そうですねえ。 あははははは。」
その場は笑ってごまかしてさっさと店を出ます。 でもホッとしたらニヤニヤしちゃって、、、。
だってさあ、いきなり娘のことを思い出すんだもん。 嫌だなあ、あたし。
仕事中も何だかニヤニヤしてしまって大変です。 ほんとに上手かった。
あそこまで貪られるなんて、、、。 狸じゃ叶わなかったわねえ。
まあいいけどさ、このニヤニヤをなんとかしないとまずいぞ。 そう思いながら中休みで家に帰ってきますと、、、。
娘ちゃんが部屋で音楽を聴いているのが聞こえてきました。 (今日って休みだったっけ?)
カレンダーを見ますとそんなことは書いてませんねえ。 ではなぜ?
そっと娘の部屋を覗いてみますと、、、。 「うわーーーー、見られた!」って大騒ぎ。
「え?」 「お母さん、ジロジロ見ないでよ。 恥ずかしいじゃない。」
裸になって毛布にくるまっている娘ちゃんがゴキブリみたいにもがいてます。 「何やってんの?」
毛布を剥がそうとすると反対に私が引っ張り込まれてしまいました。 「やめなさいってば。 真昼間でしょ?」
「お母さんもまだ2時間くらい暇でしょ? だからいいじゃない。」 「やめなさいってば、、、。」
でも、いつの間にか私も脱がされててまたまた絡み合ってしまったのでした。
ふと、気付いたんだけど、あいつってさあまだまだやったこと無いはずだよね? 我に返ってシャワーを浴びながらそんなことを思ってしまういけないママですねえ。
ってかさあ、あいつ 誰に何処で教えてもらったんだろう? 頭の中にはハートマーク、、、じゃなくて?マークがいっぱい飛んでいるのです。
雑誌を読んでるようにも見えないし、エッチな動画を見ているようにも思えないし、、、。
ということは、クラスに居るっていうあのレズ子さんからなのかなあ? まあいいわ、事件でも起こさなきゃいいでしょう。
取り合えず納得した振りをして仕事も後半戦。 7時まで食事を作り続けます。
これで我が家の夕食も作らなきゃなのよねえ。 娘ちゃん やってくれないかなあ?
頼んでないから無理か。 しょんぼり。
ワーーーーーーーーー、公子さんやないかいな。 何でこんな忙しい時にこいつなのよ?
「明日の仕事なんだけどね、、、。」 「ああ、分かりました。 留守電に入れておいてください。」
話し出すと長いからそう言って電話を切るようにしてるのよ 最近は。 そうじゃないと夕食作れないから。
そんでもって鼻歌でも歌いながらやっておりますと、またまた娘ちゃんが飛び込んできました。
「どうしたの?」 「お母さんに甘えたい。」
「えーーーーーー? 甘えたいって? 甘えたことの無いあんたが、、、?」 「いいでしょう?」
「そりゃいいけどさあ、その前に手伝ってよ。」 「分かった。」
なんとか交換条件を飲ませてから料理を続行。 意外と娘ちゃん 料理は上手なのよね。
こいつに任せてもいいかって思うくらいなのよ。 ママとしては嬉しい限りねえ。
でもいつか、男を作って出ていくんだろうなあ。 「結婚はしないよ。」
「え? 本気で思ってる?」 「うん。 かっこいいやつも居ないし、馬鹿ばっかだし。」
「それってさあ、あんたのクラスメートじゃないの?」 「とにかく結婚はしないの。 ずっとママの傍に居る。」
「それはそれで困るんだけどなあ。」 「いいじゃない。 ママ大好きだから。」
もしかしてこいつら揃いも揃って家に居るつもりなんじゃ? さっさと社会に出てほしいわ。
料理が出来上がりまして、今夜は二人で食べております。 旦那様は帰りが遅いようでして。
息子君もバイト先で店長に出してもらうんだって言ってたから今夜は本当に女二人だけなのよ。
何気ない趣味の話やらをしながらゆったりと食べる夕食もいいわねえ。
(たまにはこうして女二人で喋るのもいいか。) 夕食を終わらせて片付けておりますと、、、。
「私も手伝うわ。」って娘ちゃんが飛んできました。 親としては嬉しい限りだわ。
「あんた、ほんとに結婚しないの?」 「ママ見てたら大変そうだもん。」
「それはあの親父がだらしないからよ。」 「そうなの?」
「世の中にはねえ、もっといい男もたーーーーーっくさん居るから男を見る目を育てなさい。」 「そうかなあ?」
「そうよーーーー。 捕まえる相手を間違えたら母さんみたいになるからね。」
娘ちゃんは納得したのかしないのか、私の周りをウロウロしています。 犬か お前は?
食器も片付いてホッとした時でした。 「ママ、甘えたい!」
そう言って娘ちゃんが私に飛び付いてきたんです。 「何? 何をしたいの?」
焦った私は娘ちゃんを跳ね飛ばそうとしたんですけど、それよりも速く押し倒されてしまって、、、。
まさか、娘ちゃんと絡み合うことになろうとは、、、。 私は何て母親なの?
あんまりにテクニックが上手だから私も娘ちゃんを弄り倒しちゃったわよ。 ああもう、、、馬鹿。
ってなわけで息子ちゃんに続き、娘ちゃんにまで愛されてしまったママなのです。 私の人生って何?
なんかもう、毎晩のように憂鬱になったりムラムラしたりアホらしくなったり、私って何をやってるんだろう?
「でも、あいつも上手だなあ、、、。」 ボソッと言ったつもりなのに息子君に聞かれていたとは、、、。
「ねえ、あいつって誰?」 「知らないわよ。 知らないわよ。」
「もしかして、、、、やつとやっちゃったの?」 「やってないやってない。 何言い出すの? バカ。」
「本気で怒ってる。 人間ってねえ、グサッと来ると本気で怒るもんなんだよ。」 「うわーーーーー、これじゃあ、、、、。」
何だか、ゴキブリホイホイに捕まったカマキリみたいじゃない。 って何か譬えが変。
どうでもいいわ。 どうにでもなれ!
とまあ、こんな具合で毎日毎晩乱れっぱなしなんです 我が家って。
そもそもね、あのくそ狸が辞めるの辞めないのって変なことを言い出すからこうなったのよ。 って噴火してみるけど、本人はいたって自然体。
「俺さあ、やっぱり今の会社で働くわ。」 「そうねえ。 そのほうがいいわよ。 社長さんだって我慢して使ってくれてるんだからねえ。」
そう言って日本酒を注ぎ足すのです。 いい加減にしてよね。
次の日も私は朝から走り回ってます。 なぜかって?
そりゃあ、あなたも分かってるでしょう? 公子さんに捕まりたくないからよ。
そう思ってニヤニヤしながら走ってると、、、。 「あらあら、武井さんじゃない。 乗せていくわよ。」って、、、。
「いやあ、近所だから走って行きます。」 「まあ、そう言わないで乗りなさいよ。」
「いえいえ、あそこですから。」 私が指差すと公子さんは悲しそうに車を走らせていきました。
2軒 3軒と回ってさあお昼。 と思ったらうどん屋さんに公子さんが居るではないかいなあ。
(何でこんな所で会うのよ?) でもまあ、表向きはニコニコしとかないとねえ。
「武井さんも来たの?」 (来て悪いんか?)
「そうなんです。 お昼はいつもここなの。」 「昼からも回るんでしょう? 大変ねえ。」
(あんたと居るほうがもっと大変よ。) 「ええ。 7時まで詰まってますから。」
「そんなに? 忙しいのねえ。」 (うん。 人気者だから。)
頼んだうどんが来ると七味をちょっぴり入れてからズルズル、、、。 「豪快ねえ。」
「早く済ませて休みたいから。」 「休むなら事務所でもいいわよ。」
(けっこうですわ。 あんたの自慢話なんて聞きたくないから。) 「そうですねえ。 あははははは。」
その場は笑ってごまかしてさっさと店を出ます。 でもホッとしたらニヤニヤしちゃって、、、。
だってさあ、いきなり娘のことを思い出すんだもん。 嫌だなあ、あたし。
仕事中も何だかニヤニヤしてしまって大変です。 ほんとに上手かった。
あそこまで貪られるなんて、、、。 狸じゃ叶わなかったわねえ。
まあいいけどさ、このニヤニヤをなんとかしないとまずいぞ。 そう思いながら中休みで家に帰ってきますと、、、。
娘ちゃんが部屋で音楽を聴いているのが聞こえてきました。 (今日って休みだったっけ?)
カレンダーを見ますとそんなことは書いてませんねえ。 ではなぜ?
そっと娘の部屋を覗いてみますと、、、。 「うわーーーー、見られた!」って大騒ぎ。
「え?」 「お母さん、ジロジロ見ないでよ。 恥ずかしいじゃない。」
裸になって毛布にくるまっている娘ちゃんがゴキブリみたいにもがいてます。 「何やってんの?」
毛布を剥がそうとすると反対に私が引っ張り込まれてしまいました。 「やめなさいってば。 真昼間でしょ?」
「お母さんもまだ2時間くらい暇でしょ? だからいいじゃない。」 「やめなさいってば、、、。」
でも、いつの間にか私も脱がされててまたまた絡み合ってしまったのでした。
ふと、気付いたんだけど、あいつってさあまだまだやったこと無いはずだよね? 我に返ってシャワーを浴びながらそんなことを思ってしまういけないママですねえ。
ってかさあ、あいつ 誰に何処で教えてもらったんだろう? 頭の中にはハートマーク、、、じゃなくて?マークがいっぱい飛んでいるのです。
雑誌を読んでるようにも見えないし、エッチな動画を見ているようにも思えないし、、、。
ということは、クラスに居るっていうあのレズ子さんからなのかなあ? まあいいわ、事件でも起こさなきゃいいでしょう。
取り合えず納得した振りをして仕事も後半戦。 7時まで食事を作り続けます。
これで我が家の夕食も作らなきゃなのよねえ。 娘ちゃん やってくれないかなあ?
頼んでないから無理か。 しょんぼり。



