「魔法学園に入学することになりました!」

 「へ?」









 「そ、それって決定事項ですか?」

 「そんなわけないでしょう。自由だけど魔法学園だよ?通わなくていいの?」

どうしよう、お母さんがなんていうかな。

 「お母さんに電話してもいいですか?」

 「どうぞ。」



 『お母さん?』

 『どうしたの?何となくわかるけど。』

 『え?』

 『あれでしょ、魔法使いが魔法学園に入りませんかって聞いてきたんでしょ。』

 『何でわかるの?』

 『お母さんも、昔そうやって言われたのよ。入学しなさい。じゃあね。』

 『ちょ、お母さん!』

 ブッ ツーツーツー



 「やっぱり、栞ちゃんのお母さん、イカれてるねw」

 「え?やっぱりって…」

 「花凜さん(お母さんの名前)の担任だったんだぁw」

 場が凍りついた。

いやまさか、あの怒ると超絶こわぁいお母さんが?!…こんな不思議なところで生活していたとは…。