☆
★
☆
★
☆
清々しい朝になりました。
今日も元気に登校していくよ!
今日は晴天で、雲一つない綺麗な空には桜の花がふわりと舞っている。
ホントに、魔法の世界にいるみたいに綺麗で、なんだか感動しちゃう!
「すみませ~ん。」
知らない、黒いロングの髪に金色の目が綺麗なお姉さんが話しかけてきた。
「ごめんなさい、どなたですか?」
すると、慌てたようにお姉さんが首を横にふる。
「ごめんごめん、怪しい人に見えたよね。私、 寒川 瀾 (サムカワ ラン) って言うの。魔法使いなんだぁ。」
余計、怪しい人に見えるな…
「も~、信用できないって顔してる。じゃあ見てて!」
手から水が出てきて桜の木を作った。
す、凄い、ホントに魔法を使ってる!しかも本物の桜の木と色以外変わらない!!
少しすると、水は浮かび上がって手の中に戻っていく。
(瀾) 「あはは!凄く驚いてるね。ごめん、ずっと出してると魔力がからっぽになっちゃうからさ。」
すると、警戒度MAXで栞は口を開く。
「あの、私に話しかけた理由って何ですか。」
「あ~、それ言ってなかったっけ?完全に変質者じゃん、私。」
そうだよ。こっちから見たらただの変質者だって。
「いやぁ、悪かったけどさぁ、そんなふうに頷かれたらきずつくよ…。まあいいや、本題に入ろう。このたび、あなたは魔法学園に入学が決定しました!」
「へ?………な、なんて言いましたか?」

