【コミカライズ】竜騎士様の最愛花嫁

しかも、今回の活躍の褒美は何がいいかと聞かれたレオは「エレンと蜜月を過ごしたいので2カ月お休みいただきます」と大真面目に言ったらしい。
ステラからそれを聞いたときは、顔から火を噴きそうなくらい恥ずかしかった。

「エレンに会えることを励みに頑張ってたんだ。いいだろ?」

レオは屈託のない笑顔で私をのぞき込む。
こういうときだけ年下の甘えたオーラを出すのはずるいと思う。
結局、私は許してしまうのだから。

「仕方がないなあ」

レオは口の端を上げると、私の頬に触れる。

「エレン、愛してる」

秀麗な顔が近づき、唇が重なった。



レオは周囲が呆れるような愛妻家になった。
私が密かに『竜騎士様の最愛花嫁』と呼ばれ、城下では私達をモデルにした恋物語が歌劇にもなるほど人気を博したと知るのは、まだ先のこと。

〈了〉