「西の地域に、討伐に行くことになった」
「え?」
私は目を見開く。西といえば、まさに魔獣による甚大な被害が出ている地域だ。
「西部地域の竜騎士団では対応しきれないらしくて。王宮に第1師団の派遣依頼があったんだ」
私は両手で口元を押さえる。
魔獣討伐は命がけの仕事だ。それで殉職した竜騎士達の国葬が、定期的に行われているくらい。
頑張って来てね、とは言えなかった。
魔獣討伐は死と隣り合わせ。
行ってほしくない。でも、第1師団長であるレオは行かなければならない。
「いつ?」
「翌朝」
「そんなに早く?」
翌朝というと、出立前にゆっくり話せる夜は今日が最後ってこと?
「……無事に帰ってきて」
「うん。そのつもり」
レオは曖昧に微笑む。
『そのつもり』
その言い方に、確約はできないという彼の意図を感じ取った。
行かないでと縋り付きたい衝動に駆られる。
「え?」
私は目を見開く。西といえば、まさに魔獣による甚大な被害が出ている地域だ。
「西部地域の竜騎士団では対応しきれないらしくて。王宮に第1師団の派遣依頼があったんだ」
私は両手で口元を押さえる。
魔獣討伐は命がけの仕事だ。それで殉職した竜騎士達の国葬が、定期的に行われているくらい。
頑張って来てね、とは言えなかった。
魔獣討伐は死と隣り合わせ。
行ってほしくない。でも、第1師団長であるレオは行かなければならない。
「いつ?」
「翌朝」
「そんなに早く?」
翌朝というと、出立前にゆっくり話せる夜は今日が最後ってこと?
「……無事に帰ってきて」
「うん。そのつもり」
レオは曖昧に微笑む。
『そのつもり』
その言い方に、確約はできないという彼の意図を感じ取った。
行かないでと縋り付きたい衝動に駆られる。



