「実家が困っている?」
すぐに、実家が事業に失敗して傾き始めた頃だと予想が付いた。
たしかにそのころ、レオから「変わりはないか?」と何度も手紙が来ていたけれど、私は心配させたくなくて『何も変わりない。元気だ』と返していた。
そして、それから程なくしてレオからの手紙がなくなった。
(レオ、レガーノ子爵家が没落していることを、知っていたんだ……。私を忘れていた訳じゃなかったの?)
知らなかった新事実に驚く。
しかも、連絡を絶った理由が『頼りになる男になってから迎えに行きたいから』って!
そんなこと、想像だにしていなかった。
「だから、叙爵と王都に戻ることが決まったとき、すごく喜んでてさ。やっとエレオノーラさんに相応しい男になって迎えに行けるって」
「そうですか……」
レオが、私が祝ってくれないなら祝賀会なんて意味がないと言っていたことを思い出す。
すぐに、実家が事業に失敗して傾き始めた頃だと予想が付いた。
たしかにそのころ、レオから「変わりはないか?」と何度も手紙が来ていたけれど、私は心配させたくなくて『何も変わりない。元気だ』と返していた。
そして、それから程なくしてレオからの手紙がなくなった。
(レオ、レガーノ子爵家が没落していることを、知っていたんだ……。私を忘れていた訳じゃなかったの?)
知らなかった新事実に驚く。
しかも、連絡を絶った理由が『頼りになる男になってから迎えに行きたいから』って!
そんなこと、想像だにしていなかった。
「だから、叙爵と王都に戻ることが決まったとき、すごく喜んでてさ。やっとエレオノーラさんに相応しい男になって迎えに行けるって」
「そうですか……」
レオが、私が祝ってくれないなら祝賀会なんて意味がないと言っていたことを思い出す。



