改めて、英雄竜騎士様とまで呼ばれるレオの魔法のすごさを思い知らされる。
「エレン。俺の家に行こう」
「ううん、大丈夫」
私は首を横に振る。
「本当に?」
探るように聞かれ、私は目を泳がせた。
燃えてしまった宿舎は既に黒くすすけた骨組みだけになってしまっていた。ここにはもう、住めない。
「迷惑を掛けられないわ」
「迷惑じゃない。エレンが路頭に迷わせるわけにはいかない」
「でも……」
「エレン。俺はそんなに頼りにならない男かな?」
そう問いかけるレオの表情が寂しげに陰ったのを見て、私はハッとした。
「いいえ。頼りになるわ。ただ、私の問題なの」
レオと早く婚約破棄をしないと、迷惑を掛けてしまう。
そう思って、頼らないようにしたい私の問題なのだ。
「エレン」
レオは私の両肩を掴んで、こちらをまっすぐに見つめる。
「今は緊急事態だ。俺の家に来い。わかった?」
「……ええ」
「エレン。俺の家に行こう」
「ううん、大丈夫」
私は首を横に振る。
「本当に?」
探るように聞かれ、私は目を泳がせた。
燃えてしまった宿舎は既に黒くすすけた骨組みだけになってしまっていた。ここにはもう、住めない。
「迷惑を掛けられないわ」
「迷惑じゃない。エレンが路頭に迷わせるわけにはいかない」
「でも……」
「エレン。俺はそんなに頼りにならない男かな?」
そう問いかけるレオの表情が寂しげに陰ったのを見て、私はハッとした。
「いいえ。頼りになるわ。ただ、私の問題なの」
レオと早く婚約破棄をしないと、迷惑を掛けてしまう。
そう思って、頼らないようにしたい私の問題なのだ。
「エレン」
レオは私の両肩を掴んで、こちらをまっすぐに見つめる。
「今は緊急事態だ。俺の家に来い。わかった?」
「……ええ」



