「これから、どうしよう……」
実家は借金のかたに売ってしまったので、両親は遠い郊外に住んでいる。そこからでは王宮に通えない。
さらに、着の身着のままで飛び出してきた私は現金もほとんど持っていない。
途方に暮れてしゃがみ込んだそのとき、「エレン!」と声がした。
「よかった。火事が起きたと聞いて、エレンに何かがあったんじゃと、肝が冷えた」
「レオ?」
そこには、焦った様子のレオがいた。
大急ぎで竜に乗ってきたのか、上空にはレオの相方であるギルが飛んでいる。
「エレン、ちょっと待ってね」
レオはそう言うと、燃えさかる宿舎に近づく。
「レオ、危ないわ!」
レオの手元が青白く光り輝く。次の瞬間、その光が宿舎のほうに飛び、宿舎全体を包んだ。
「嘘。消えた……」
あんなに燃えさかっていた宿舎が、一瞬で鎮火してしまった。周囲の人も何が起こったのかと驚いた様子だ。
実家は借金のかたに売ってしまったので、両親は遠い郊外に住んでいる。そこからでは王宮に通えない。
さらに、着の身着のままで飛び出してきた私は現金もほとんど持っていない。
途方に暮れてしゃがみ込んだそのとき、「エレン!」と声がした。
「よかった。火事が起きたと聞いて、エレンに何かがあったんじゃと、肝が冷えた」
「レオ?」
そこには、焦った様子のレオがいた。
大急ぎで竜に乗ってきたのか、上空にはレオの相方であるギルが飛んでいる。
「エレン、ちょっと待ってね」
レオはそう言うと、燃えさかる宿舎に近づく。
「レオ、危ないわ!」
レオの手元が青白く光り輝く。次の瞬間、その光が宿舎のほうに飛び、宿舎全体を包んだ。
「嘘。消えた……」
あんなに燃えさかっていた宿舎が、一瞬で鎮火してしまった。周囲の人も何が起こったのかと驚いた様子だ。



