ボロボロの小さな部屋と王宮図書館を往復する日々。レオが戻ってくる前の、元の生活に戻っただけなのに。
そのうち、天井が霞んでくる。
(ん? なんか焦げ臭い?)
私はガバッと起き上がる。
気のせいじゃなく、霞んでる。
驚いて部屋のドアを開けると、外から一気に煙が吹き込んできた。
(火事だ!)
この宿舎は木造なので、火の周りは早いはず。
私は咄嗟にキャビネットから宝物が入った小箱を取り出すと、それを鞄に入れて鞄ひとつで部屋を飛び出す。
煙の中を必死で逃げて、宿舎から外に出たときに後ろを振り返ると真っ赤な炎が上がっているのが見えた。
火災に気付いた人達が、水を掛けて鎮火させようとしている。
「嘘でしょ?」
私は呆然と、燃えさかる宿舎を見上げる。
私が住んでいたのは、下級使用人用の最も質素な宿舎だった。
家賃がとても安いので助かっていたのに。
自然と、涙がこぼれ落ちる。
そのうち、天井が霞んでくる。
(ん? なんか焦げ臭い?)
私はガバッと起き上がる。
気のせいじゃなく、霞んでる。
驚いて部屋のドアを開けると、外から一気に煙が吹き込んできた。
(火事だ!)
この宿舎は木造なので、火の周りは早いはず。
私は咄嗟にキャビネットから宝物が入った小箱を取り出すと、それを鞄に入れて鞄ひとつで部屋を飛び出す。
煙の中を必死で逃げて、宿舎から外に出たときに後ろを振り返ると真っ赤な炎が上がっているのが見えた。
火災に気付いた人達が、水を掛けて鎮火させようとしている。
「嘘でしょ?」
私は呆然と、燃えさかる宿舎を見上げる。
私が住んでいたのは、下級使用人用の最も質素な宿舎だった。
家賃がとても安いので助かっていたのに。
自然と、涙がこぼれ落ちる。



