しばらくすれば、レオだって諦めるはず。
「身の程をわきまえることね。彼の足を引っ張らないで」
アレッシア様はそう言うと、くるりと向きを変えて立ち去る。
「エレン。持ってきたよ」
程なくして、レオがグラスをふたつ持って戻ってきた。
「エレン、疲れた? 大丈夫?」
元気がない私に気付いたのか、レオが心配そうに私の顔をのぞき込む。
「うん。ちょっと疲れちゃったみたい。ごめんなさい、早めに帰るね」
「じゃあ、送るよ」
「ダメ! レオはここで主役なのだから」
なおもレオが口を開こうとしたそのとき、「ヴァレリオ殿」とレオに声がかかる。公爵だ。
レオが公爵の対応で気を取られている隙に、私は逃げるようにその場をあとにしたのだった。
「身の程をわきまえることね。彼の足を引っ張らないで」
アレッシア様はそう言うと、くるりと向きを変えて立ち去る。
「エレン。持ってきたよ」
程なくして、レオがグラスをふたつ持って戻ってきた。
「エレン、疲れた? 大丈夫?」
元気がない私に気付いたのか、レオが心配そうに私の顔をのぞき込む。
「うん。ちょっと疲れちゃったみたい。ごめんなさい、早めに帰るね」
「じゃあ、送るよ」
「ダメ! レオはここで主役なのだから」
なおもレオが口を開こうとしたそのとき、「ヴァレリオ殿」とレオに声がかかる。公爵だ。
レオが公爵の対応で気を取られている隙に、私は逃げるようにその場をあとにしたのだった。



