◇ ◇ ◇
舞踏会の日、私は王宮の控え室にレオが用意してくれたドレスとアクセサリーを目にしてただただ圧倒されていた。
薄黄色のドレスは足元に向かって上品な広がりを見せ、幾重にもドレープが重なっている。胸元や袖口には繊細なレースがあしらわれ、生地には小さな花の刺繍がちりばめられている。
そして、それに合わせて贈られたのはダイヤモンドのネックレスとイヤリングだ。
没落前、まだレガーノ子爵家の羽振りがよかった頃でも、ここまで豪華なものを見ることがなかった。
「落ち着かないわ……」
「エレン、すっごく可愛いよ!」
今日は事務方として参加するステラが、にこにこしながら私を褒める。
もう何年も前に没落して借金まみれなので、実は大人になってからドレスを着るのは初めてなのだ。
慣れない格好に、そわそわする。
そのとき、トントンとドアをノックする音がした。「はい」と答えると、ドアが開く。
(わあ、格好いい)
舞踏会の日、私は王宮の控え室にレオが用意してくれたドレスとアクセサリーを目にしてただただ圧倒されていた。
薄黄色のドレスは足元に向かって上品な広がりを見せ、幾重にもドレープが重なっている。胸元や袖口には繊細なレースがあしらわれ、生地には小さな花の刺繍がちりばめられている。
そして、それに合わせて贈られたのはダイヤモンドのネックレスとイヤリングだ。
没落前、まだレガーノ子爵家の羽振りがよかった頃でも、ここまで豪華なものを見ることがなかった。
「落ち着かないわ……」
「エレン、すっごく可愛いよ!」
今日は事務方として参加するステラが、にこにこしながら私を褒める。
もう何年も前に没落して借金まみれなので、実は大人になってからドレスを着るのは初めてなのだ。
慣れない格好に、そわそわする。
そのとき、トントンとドアをノックする音がした。「はい」と答えると、ドアが開く。
(わあ、格好いい)



