【コミカライズ】竜騎士様の最愛花嫁

 ◇ ◇ ◇


叙勲式が二週間後に迫ったこの日、私は図書館に来たステラから衝撃の言葉を聞いて耳を疑った。

「嘘でしょう?」
「本当。だから、エレンには絶対に出席してもらわないと困るの」

ステラは腕を組んで、そう宣う。

私が聞いた衝撃の言葉。それは、レオが『エレンが祝賀会に行かないなら、俺も行かない』と言い出しているというのだ。

「叙勲式はさすがに出ないとまずいって説得できたんだけど、祝賀会は頑なに『行かない』って。もうお手上げだから、エレンには出席してもらわないと」

ステラは先ほどと同じ言葉を繰り返す。

(なんでそんなことを!?)

私は頭を抱える。
今回の叙勲式では、レオも含め、先の魔獣討伐で活躍した竜騎士数名に爵位が与えられる。
また、祝賀会は叙勲のお祝いはもちろんのこと、魔獣討伐に参加した竜騎士達の勝利を祝い労うのが目的だ。

(レオが一番大活躍したのに、参加しないなんてあり得ないわ!)

レオの考えていることがちっともわからない。
私はその足で、レオのところに真意を聞きに行った。ステラも一緒だ。

「レオ!」
「エレン? 俺に会いに来てくれたの?」