「鈴花ッ!!!!」 彼が来たくれたから。 こんな…、最悪なタイミングで彼が来てしまったのだから。 こんな彼が…雷明くんが…遊び人だったなんて…。 「きょ、今日は…具合いが悪いので…かっ、帰ります!!!」 そして私は走った。出来るだけひと目がない西校舎を。誰かがいたら、全力ダッシュで走り、家に帰った。