可愛かったのにな〜。 「お前、アレ欲しいのか?」 雷明くんが私に聞いてきた。 「え?うん!!そりゃあ勿論!!だって、あんなに可愛んだよ!?」 「ふーん」 そう言って雷明くんはUFOキャッチャーを始めた。 「え!?それ全然取れないよ!!───え!?」 私がそう言った瞬間黒猫さんぬいぐるみがドコッと音を立てて落ちた。