「でも、今日の夜ご飯にピーマン入ってなかったか?」 虎白くんは、思い出したようにそういった。 「そうなの!!お母さんめっ!!口ゆすいだのに、まだ口の中ピーマンの味するし…!!」 私が泣きそうに言うと、虎白くんがニヤリと笑い 「ホントに?」 と聞いてきた。 「ほ、ホントだよ!!」 私が少し怒ったように言うと、虎白くんが飴をくれた。