「ら、雷明くん?どうしたの?」 私がそう聞くと、 「雷明くんはヤダ。俺は黒猫のこと『鈴花』って呼んでるのに…」 え? つ…、つまり…、名前で読んで欲しいってこと? こ、虎白って?! 私の顔がもっと赤くなったのがわかる。 「こ…虎白………くん…!!」 「おう!!」 私がそう呼ぶと、ら──虎白くんはこっちを見て、ニカッと嬉しそうに笑った。