帰宅の時間 私は雷明くんの服を少しつまんで言った。 「雷明くん!!一緒に帰ろ!!」 私がそう言うと、雷明くんは悲しそうにシミジミと 「お前、いつも一人だもんな…。誘える友達いないのか…」 と言ってきた。 「べべ、べつに!!今日が特別友達がみんな部活なだけだからね!!いつもは…たまには友達と一緒に帰ってるから!!」 雷明くんは涙目でそう言った私の言葉を信じてくれない。