「契約完了」
「ん?けいやく……かんりょう?どういうこと?」
「ここでのおきて②お付き合いするということは、俺と契約をしなければいけない」
「白瀬くん、話しが読めないけど……」
「ようは、俺とお姫様になること。話、聞いたと思うけど。俺がその〝夜の7時のCinderellaカレシ〟なんだ。何億人の中から1人に〝幸せにする力〟を持って生まれてくる。それが、俺なんだ。だから、俺と契約を結ぶと魅憐を一生幸せにできるんだ」
「……私、凄い人と巡り会ったんだね。それって、〝運命〟っていうことなのかな?」
「そういうことになるね」
こうして、私と白瀬くんは契約を結んだ。
〝幸せのきっぷ〟を掴み取った。