目を覚ますと、朝になっていた。

また、寝過ごしてしまったのだ。

昨日みたいにお母さんの電話は来ていない。

だけど、ラインには一通のメッセージが書いてあった。

【魅憐の恋応援してるから(*´˘`*)】とだけ。

「……お母さん……ごめん。」

そして、ありがとう。


体が重い?

白瀬くんが、私をハグしたんだ。

あの大人しそうにみえた白瀬くん。

私を目の前にすれば、態度を変える。

その裏では、私が好きだなんで……思わなかった。

私は、白瀬くんに心を奪われた。


「白瀬くん」

「ん?」

「白瀬くんとお付き合いしてもいいよ?」