22:00

「そろそろおまつの病院に向かおう」

松「そやな、明日も俺ら早いしな。」

ご飯食べて少し話してたらあっという間に
時間が過ぎていた。

はぁ...
足取りが重い。
あと呼吸がしにくい

でも喘息のことまで話すと
知らない病院でさっきの約束に加えて喘息の治療もしないといけない。
嫌すぎる


「...海斗、ホテルに戻りたい」

お店を出て病院に向かって歩いてる時に意を決して海斗の袖を掴みながら聞いた

「は?」

私を睨んでスタスタ歩いていった
やっぱりそうだよね
許してくれるわけないよね

松本さんと菊池さんも私たちの前を
楽しそうに話しながらスタスタ歩いている


あとどれくらいで着くんだろう

「海斗?」

「なに?ホテルは戻さないよ」

「いや...あとどれくらいで病院着くのかなぁ?って。トイレ行きたい」

「おまつ、あとどれくらい?
すずがトイレだって」

松「あと5分もかからんけどそこに綺麗なコンビニあるしそこで行ってきたら?」

トイレは口実。
喘息の吸入しないと
そろそろ倒れそう

「すずお前本当にトイレか?」

「...え?」

「あと5分トイレ我慢できないの?」

「うん」

松「じゃそこのコンビニで行っておいで〜」

「...はい」

松本さんに指をさされたコンビニに急いで向かってトイレに入った。