「お好み焼きたべ終わってからおまつの病院いって血液検査をする。その結果次第で点滴を打つ。」

「えっ嫌だ」

菊「ははっ即答だな」

「じゃ飯はなんか買ってきてここで食べる。そしてすぐ寝る。明日俺、大事な発表なんだ。このすずの体調だと心配でそれどころじゃなくなる」

松「俺はええで。外来の俺の部屋あければいいだけやし」

「...」

すごい交換条件を出してきた。
いつもの病院じゃないところで
検査と点滴?

海斗がいるとはいえ
周りの目が怖い
まだ海斗以外の医者や看護師に対する恐怖症は治っていない


「どうすんの?」

海斗が真面目なトーンで聞いてきた

「検査の結果が良ければ点滴しない?」

「良ければな。その可能性はほぼ0だがな」

「え」

ほぼゼロ。
そんなに悪いのかな
自分ではわからない

ずっと病院だったから
外に出れて...しかもこんな遠くて
楽しくて仕方ない


「...わかった。それで海斗が安心して明日の学会の発表できるなら頑張ってみる」

「じゃあパパッと行こう」

渋々だったけど
ご飯を食べに行くことを許可してくれた

松「おっけーい」

菊「おまつオススメお好み焼き楽しみだな」