私の担当医。~2~



5:30
起きてびっくり
ほとんど朝だった。

シャワーも浴びたいけど
海斗を起こしそう。

部屋を見回すと海斗がいない

「海斗...」

返事がない。

海斗の仕事部屋の電気がついてて覗くとパソコンの前で力尽きたように寝てる海斗がいた。
パソコンを少し覗くと
わたしのカルテだった。



「海斗!起きて。こんなところで寝てると風邪ひくよ!」

起きる気配0

わたしがこの部屋に泊まってた時に使ってた毛布をかけてあげた。

全く起きる気配がなくてシャワーを浴びた。

1人になると海斗のことが頭をよぎった。
海斗は仕事以外の時もわたしの病気のことを考えてくれてるんだ。
わたしだけが逃げてるように思えた。
確かに怖いし辛かった。

でもそれはわたしだけじゃなくて
海斗も同じように考えてくれてるのかな。

...

シャワーからあがって
もう一度、海斗の寝顔をみると
頑張ってみようと思えた。


海斗を信じてもう少し頑張る