私の担当医。~2~



18:00

泣いて泣いて疲れたら寝ていた。

最悪なことに今気づいてしまった。


この部屋の最大の欠点...トイレがない。
廊下側の扉から出て廊下のトイレに行くか
部屋のトイレに行くか2択だ。


海斗には絶対会いたくない。
あわよくば海斗に会わずにこの病院から出たい。


点滴も終わったし抜きたい。

海斗、部屋いるのかな。
状況がわからないのにここから出るのは
危険すぎる。

...プルルル

真由さんに電話をかけた

『すずちゃん?』

真由さんの声を聞いたらまた涙が出てきた。

「うわーん...うわーん」

涙が出てきたというレベルじゃない
大泣きしてしまった。

それから私が泣き止むのを待ってくれて
話を聞いてくれた。

『それは橘先生が悪い!
でも咄嗟に言っちゃっただけで思ってないよ。ちゃんと今日もいろんな先生にすずちゃんの副作用、どうしたら抑えられるかって相談してた。』


「...でも」

『直接、話した方が早いと思うけど』

「嫌だ」

『んー...じゃわたしをその部屋に入れてくれない?直接すずちゃんと話したいし。』

「その前に真由さんにお願いがあるの。」

『なに?』

「この部屋トイレなくて。
もう我慢の限界。点滴も抜いて欲しい。」

『わかった。わたしはどうしたら良い?』