マンションにはベッドが一つしかなくて
朝起きたら同じベッドに海斗が眠っていた。


あったかくて柔らかい。
私を腕で包んでくれていて
すごく安心した。

匂いも大好きな海斗の匂い

6:00


「...起きてたの」

海斗がわたしが動いたせいで起きたのか
声をかけてきた

「んーん。今起きた」

「そか、まだ眠い。もうちょい寝る」

「...うん私も。」

2人でもう一眠りした

8:30

「やっばい寝坊だ。
すず、早く着替えろ!
病院向かうぞ」

「...うん」

もう少し寝たい...

あと行ったら透析と考えると
準備をする気がなくなる


「もうパジャマのままでいい、行くぞ」

「嫌だ着替える」

「じゃ早く着替えろ」

せかされて準備をして車に乗った


「俺、医局に上がってから透析室にいく。
透析室は3階にある。1人でそこまでいけるか?」

私は首を振った。

知らない人たちの中で治療を受けるなんて無理

「じゃ部屋に迎えに行く。
そこで待ってて。」

「...」

「わかった?」

「...うん」

態度は怒ってないしいつもの海斗だけど
目が本気だった。