「すず、おはよう」

「おはよう」

私は病院の中の海斗の部屋に寝泊まりをしていて透析に向けて準備中の今日この頃。
朝起きたら海斗が仕事に行く準備をしていた

「今日は夜、俺早めに帰ってくる。
昼は戻ってこれないかもしれない。
ちゃんと飯食って薬のめよ」

「うん...」

婚約してからもなかなか体調が
落ち着かず海斗の部屋での生活から抜けられない。

「あと明日のオペに備えて今日はゆっくり院内にいて。外に出て熱出されると延期になってしまうから今日は外出禁止。わかった?」

「...うん」



明日。
とうとう明日。
透析を受けるために
腕に管を入れる手術をする。


怖い。
海斗がしてくれるみたいだけど
誰であろうと手術は怖い。


午前中ドキドキしながら過ごした。
手術痛いのかな
麻酔ちゃんと効くのかな。


そんなことばっかり考えてたら
昼ごはんも食べれなかった。