2階の来たことがないところに連れてかれた。
手術室が何室かある。
中はドラマでしか見たことがないような
ライトや機械がいっぱい置いている。
「真ん中のベットに寝て。」
「嫌だ」
海斗の表情が変わった。
「いうこと聞かないなら他の先生呼んで手伝ってもらうように手配するけど?」
「...」
私は相変わらず海斗以外の医者は
拒否反応が出て冷静を保てない。
「全身麻酔じゃなくて部分麻酔でやる。
だから腕以外は動く。意識もある。
オペ中に暴れたりした時にはもうお手上げだからな。」
「...」
「ほら腹を括れ。ベッドいけ」
「...」
いつもの優しい海斗じゃなくなった。
仕方なく
部屋の真ん中にあるベッドに横になった
硬くて寝心地が悪い。
「手足固定する」
「嫌だ、なんで。
なんでそんなことするの。」
「危なくないようにだよ」
「動かないよ。動かないからそんなことしないで」
「すずだけじゃないよ。
オペ中は固定するもんなの。
途中で動くと危ないから」
「嘘だ。」
「違う違う」



