その晩、お互い別でお風呂に入り
隣同士、ゆっくりソファでテレビを見ていた

「すず」

「ん?」

「好きだよ」

「え?何、急に、、、んっ」

いきなり唇に生温かい感触を感じた。
目を開けると目の前に海斗が。
私をソファに押し倒した

「んんっ」

「口開けろ」

少し怒った時の声だった。

でも全く怖くない

ただ心臓がバクバクして
止まらない。

少し躊躇しながら口を開けると
その隙間から海斗の舌が入ってきた。

苦しい...
けど優しい

「鼻でゆっくり息を吸え
しんどくなったら必ず教えろ」

口の中を舐めまわされ
そのまま耳や首筋とだんだんおりていく

「はっぁ」

海斗と出会ってから
キスやハグ止まりで
ここまでは初めて
胸がぎゅっと
苦しいと共にドキドキで身体が動かない


夜の海斗は命令口調だけど
とっても優しい


そして初めてもっと欲しいと思った
今までの人とは作業の一貫でしかなかったが
気づけば私から求めていた

「最高だ、すず。」

抱えられベッドに移動して
何回戦かわからないほど
愛し合った。

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私はヘトヘトで
動けなかったが幸せでいっぱいだった。

「やっとだ。
ずっと待ってた。
すずをはちゃめちゃにするのを。
全然、体調よくならねぇんだもん。
我慢するの大変だった」

私が良くなるのを待ってたんだ
ずいぶん待たせちゃったなぁ

「ありがとう、大好き」


入籍して2週間経ってすぐだった。
私たちは初めて一つになった