松「ここの部屋使っていいで
俺が外来で使ってる部屋。
なんか必要なものある?」
海斗が松本さんに色々頼んだ。
松「おっけい!持ってくるわ」
「すず、ベッドに横になって腕出して」
これ以上怒られたくなくて海斗に言われた通りにした
少ししたら点滴やら血圧計やら色々と持って帰ってきて
2人は椅子に座って
話し始めた...
こんな遅くまで付き合わせて申し訳ないなー
「すず、明日どこか行きたいところある?」
「え?」
「帰る前に行きたいところあるか?」
下調べもせず着いてきたもんだから
なにも情報をしらない。
行きたいところかー
「初めてきたからわからない」
色々考えたが出てこなかった。
「体調良ければの話だが。
観光名所巡ってから帰るか。」
「うん!」
嬉しい。
海斗大好き。
海斗の同期2人が同じ部屋にいるから
声を出して言えなかったけど
やっぱり私の喜ぶことを考えてくれてるところが大好きでたまらない。
そして考えてる間に採血、点滴が終わって腕に針が刺さっていた。
「この点滴終わるまでゆっくりしてて。
眠ければ寝ていいから。身体の中の酸素が94%しかない。酸素マスクまでつけてて」
23:00
もう私も朝から動きっぱなしで体力の限界だったのかすぐ眠ってしまった。



