ガックリとした気持ちが湧き上がる。
脳みそはなんて美味しいんだろう。

もっと沢山食べたかった。
喉を通過していくときのツルツルとした感覚が忘れられない。


「薫、行こう。家の中はまだ探し終わってない」


圭太に言われるまで私は恍惚状態から抜け出すこともできなかったのだった。