娘が残ってまだ食べているのに、お父様はすぐに出ていかれてしまう。 それが寂しいと思ってしまうなんて…… 「期待なんてもうしないわ」 こんな気分になるくらいなら、期待なんてしたくない。 無駄に期待して落ちたくないのよ。 私も食べ終わると、立ち上がった。 テーブルに置かれている小切手を取りに行くと、それは1000億ゴールドに相当する量だった。 とんでもない額だわ。 お父様はどれだけ私が無駄遣いすると思っているのかしら。