私はいつものように店を片付けると、戸締まりをして温室へと向かう。
相変わらず花が美しく咲く花畑は、仕事を終わらせた私の癒やしの場所となっている。
仕事でも花を扱っているけれど、それとこれとは違うのだ。
私は花畑のチェックをすると、鉢が置いてある場所へと移動する。
そして蕾を付け始めたマイグレックヒェンの様子を見ようとして「あれ?」と思う。
「マイグレックヒェンって、こんな色だったっけ……?」
私の記憶ではマイグレックヒェンは紫色の花だったけれど、今ここにあるマイグレックヒェンの蕾は黄色っぽい緑色をしていたのだ。
もしかして実際に花が咲いたら紫色になるのかもしれないけれど、私の経験上、蕾がこの色なら花は緑に近い白になるのではないだろうか。
「白い花のマイグレックヒェンか……。それはそれで可愛いよね」
育てる環境や土の性質によって色が変わる植物なんて色々あるし、そんなに問題でもないか、と思った私は気にしないことにした。
相変わらず花が美しく咲く花畑は、仕事を終わらせた私の癒やしの場所となっている。
仕事でも花を扱っているけれど、それとこれとは違うのだ。
私は花畑のチェックをすると、鉢が置いてある場所へと移動する。
そして蕾を付け始めたマイグレックヒェンの様子を見ようとして「あれ?」と思う。
「マイグレックヒェンって、こんな色だったっけ……?」
私の記憶ではマイグレックヒェンは紫色の花だったけれど、今ここにあるマイグレックヒェンの蕾は黄色っぽい緑色をしていたのだ。
もしかして実際に花が咲いたら紫色になるのかもしれないけれど、私の経験上、蕾がこの色なら花は緑に近い白になるのではないだろうか。
「白い花のマイグレックヒェンか……。それはそれで可愛いよね」
育てる環境や土の性質によって色が変わる植物なんて色々あるし、そんなに問題でもないか、と思った私は気にしないことにした。