蕩けそうな笑顔に、レイラは胸のキュンキュンが止まらない。ずっとこのまま小指を握り続けたかった。

大好きしてもらってたまらないルーカスが、レイラの手を引いてぎゅっと抱き締める。


「離れがたいんだレイラ」

(私もですわ!)


レイラがルーカスの背にぎゅっと両腕を回す。ルーカスはまたレイラの頬にキスをして笑った。照れ照れの耳がずっと赤いままなのが最高だ。


「一緒に来て欲しい」

(どこへでも!)


レイラは本気でどこへでも行けそうだった。それこそ地獄へだって。