「な、何を言い出すんだお前は!」


アイザックの斜め上からやってきた推理にルーカスは前のめった。


「完全に護衛しててそれでも殺されるなんて、護衛管理者が犯人ですよ」

「なぜ俺がレイラを殺すんだ……」


アイザックの言うことも一理あるのだが、ルーカスはソファに深くもたれて縁に頭をもたげて天井を見上げた。


「ありえない」

「ありえなくは、ないんですよ」


アイザックがルーカス犯人説をベラベラと話し出す。ルーカスが犯人ならここで捕まえると手っ取り早い。