すっかり上った朝日を浴びて、仕事に区切りをつけたルーカスは立ち上がった。 (レイラに会いに行かなくては……) 王城にレイラがいると思うとソワついてしまう胸をおさめきれないルーカスは顔が熱くなった。すらっとした長身で立ち尽くすルーカスは熱い顔を両手で覆う。 (き、昨日の俺ぇえ……!)