『ねぇ聞いてよ。バスケ部の部室で、1年がタバコ吸って、退部になったんだって。』
玲蘭のいた、生徒会室にそんな噂が流れてきた。
『えー、タバコ?嫌だなぁ。最近春央中、あまり大きな事件もなく平和だったのに。しかも、1年かよ。』
『誰?誰なの?』
『たしか.....朝比奈って子。』
『嘘よ!』
玲蘭が、突然大きな声を出すから、会長、副会長をはじめ、当時の生徒会メンバーは唖然とした。
『雨宮さん。知り合いなの?』
『朝比奈くんは、そんなこじゃないはずです。
何かの間違いじゃ...。』
『でも、目撃証言とかもあるんだって。』
玲蘭は椅子にストンと座り込んだ。
玲蘭は信じたくなかった。
この時初めて、伊織のことが好きなんだとハッキリ意識した。
しかしながら、伊織は、それからどんどん素行が悪くなって、喧嘩の噂も絶えなかった。
みんな伊織が学校に出てきても遠巻きにしていていて、どんどん伊織に関する悪い噂が一人歩きし始めた。
それでも、玲蘭は伊織と会うと必ず挨拶をした。
『おはよう。朝比奈くん。』
『おう。』
素っ気ない返事だったがちゃんと返してくれていた。
玲蘭は伊織のことを信じていた。
玲蘭のいた、生徒会室にそんな噂が流れてきた。
『えー、タバコ?嫌だなぁ。最近春央中、あまり大きな事件もなく平和だったのに。しかも、1年かよ。』
『誰?誰なの?』
『たしか.....朝比奈って子。』
『嘘よ!』
玲蘭が、突然大きな声を出すから、会長、副会長をはじめ、当時の生徒会メンバーは唖然とした。
『雨宮さん。知り合いなの?』
『朝比奈くんは、そんなこじゃないはずです。
何かの間違いじゃ...。』
『でも、目撃証言とかもあるんだって。』
玲蘭は椅子にストンと座り込んだ。
玲蘭は信じたくなかった。
この時初めて、伊織のことが好きなんだとハッキリ意識した。
しかしながら、伊織は、それからどんどん素行が悪くなって、喧嘩の噂も絶えなかった。
みんな伊織が学校に出てきても遠巻きにしていていて、どんどん伊織に関する悪い噂が一人歩きし始めた。
それでも、玲蘭は伊織と会うと必ず挨拶をした。
『おはよう。朝比奈くん。』
『おう。』
素っ気ない返事だったがちゃんと返してくれていた。
玲蘭は伊織のことを信じていた。
