…え?
ばつ印が…6つ?
なんで?
瀬尾、多田、野々村、中谷、そして大本…
あと…誰だ?
18…?
18番って…
「…ねぇ枕崎」
「…なに?」
「18番って…誰だっけ」
「18?」
「18番は…時川だけど」
いつのまにか戻ってきた片桐が、ハンカチで口元を押さえて離れたところから声をかけた。
…時川?
18についたばつ印を見る。
『自分は大事にしてね』
『うん、また明日』
返信しなかったってこと?
あの時川が?
え、なんか、おかしくないか…?
「時川がどうかしたの?」
……
「…ばつ印がついてる…18番のところに」
大本のスマホを二人に見せた。
片桐がハンカチを落とす。
枕崎も目を見開いた。
「…返信しなかったってこと?」
「そうとしか考えられないけど」
「嘘だ…時川に限って、そんなこと」
片桐がゆっくりと首を横に振った。
何かが、おかしい気がする。

