ほとんどのクラスメイトが帰った教室。
残っているのは
枕崎と山野、それから柳谷と…なぜか東坡。
あとは僕と、迎えを待ってる久遠さんの6人。
「どういうメンツなの?」
「山野は俺が呼んだ」
枕崎が言った。
へぇ珍しい、ここって繋がってたんだ。
なんとなく二人は雰囲気が似ている…
気が合うのかも。
「考察立てるんなら俺も参加する」
と、後ろの席から柳谷が淡々と言った。
考察って…でも枕崎がいるとそんな雰囲気になるよな。
「…俺は特に理由はない」
東坡が言わされてるように言った。
あ、そうなの。
「わ、私は迎え待ちです」
久遠さんがおずおずと言う。
…まあ要するに、偶然集まったメンツ。
窓側の一列が全員揃っててなんか変な感じだ。
「早速なんだけど」
枕崎が無表情で口を開く。
「一刻でも早くこのゲームを止めたい」
その言葉に山野が小さく頷く。
本当に考察…っていうか今後の話をするのね。
そこに片桐や時川ではなく僕が呼ばれた理由はよくわからないけど…まあ野々村と多田のRINEを目撃している人間だからかな。
「その方法はこのメールのシステムを廃止させるか犯人を捕まえるか」
犯人…
「なぁそのことだけど、犯人って本当にクラス内にいるの?」
柳谷が口を挟んだ。
「まだゲームは始まったばっかりだ。必ずしも主犯がいるとは限らないだろ?クラス内に犯人がいるって考えるには情報が少なすぎる」
まあそうだけど…
「それは私も思ってた。だけど犯人ではなかったとしても、このゲームに関係のある人間がクラス内にいる可能性は高いと思う」
山野が腕を組み替えながら言った。
あんまり積極的に話すとこ見ないからちょっと新鮮。
「このゲームに巻き込まれているのは私達のクラスだけ、その理由は何かしらあるはず。それに気になってたんだけど、あの時野々村はどうやって死んだの?」
「え?」
「だって誰かに打たれたとか刺されたとかじゃなくていきなり血を吐いて倒れたんだよ。考えられるとしたら、あの時教室の中にいた誰かが野々村が死ぬように細工をした…とか?もしそうならこのクラスの中に犯人はいる」
なるほど…
そうか、そうじゃん。
考えてなかった。
野々村がどうやって死んだのか。
急に血を吐いて倒れた。なんの前触れもなくいきなりだ。
「それは俺も思ってた」
枕崎が同意する。
「吐血ってことは…毒の類か?」
毒…か。
「でもよぉ」
!
そこで口を開いたのは東坡だった。
話聞いてたんだ。
「あの時間にぴったり死ぬような毒ってなんだ?死ぬ時間を操作できんのか?毒ってことは食べ物かなんかに入れるもんだろ。死ぬ時間まで操作できるとは思えねぇぞ」
たしかに…
時間が決まってる。
しかも僕らがランダムに返信した言葉の中からだ。
「…そうだね。毒…にしても何にしても、おそらく俺らには全く想像のできない何かを使ってる」
想像のできない何か…

