「あとは東坡くんかな」
続けた枕崎の言葉に東坡の眉毛がピクリと動いた。
「なかなか学校に来ないのに昨日今日は来てる。偶然にしては…」
確かに…まるで測ったかのように野々村が死ぬ日に限って登校している。
「はっ…ま、そう思われても仕方ねぇか。でも理由はある。昨日の朝、俺にメッセージ送ってきた奴がいたんだよ」
メッセージ?
「学校行く気なんて滅法なかったのに、学校に来ると面白いことが起きるってメッセージもらったから暇つぶしにきたんだよ」
「そのメッセージって残ってる?」
思わず乗り出して聞く。
「知らね。アイコンも名前も見覚えないやつだったから気味悪いとは思ったけど、特に消しもせずそのままにしたはず。知らない奴の連絡先とかよく入ってるから軽いノリで来ただけだ」
「知らないやつって?8とか書いてなかった?」
「あー詳しくは知らんけど確かに数字とかだった気がする」
東坡は僕に携帯を渡した。
…やっぱりないか。
履歴が消えてるのか…嘘をついているのか。
もし東坡の言っていることが本当なら、ゲームと同じ仕組みで東坡は呼ばれたんだろう。
クラスメイトをそろえるために。
「履歴はやっぱり消えてるから証明はできないな」
「チッ…どうとでも言え。俺じゃねぇ」

