いつどこで誰が何をした



「…誰なんだよ…その犯人って」
大本がボソリと言った。
「…それはわからない。全く知らない人かもしれないし、誰か個人の知り合いかもしれない。
もちろん、このクラスの中の誰かという可能性だってある」

その言葉にざわっとした。
空気が凍る。


「もちろん外部で仕組まれたものの可能性もあるけど、このクラスの人間が、誰一人ゲームの根本的なところに関わっていないなんてことはないと思うんだ。俺たちだけが巻き込まれた理由は必ずあるはず。
それにメッセージの内容と、数秒前まではピンピンしていた野々村を殺害できたこと。それらを鑑みてもクラスの中に犯人と繋がってる人間、もしくは犯人そのものが存在していてもおかしくはない」

淡々と喋る枕崎。
青い顔をした何人かのクラスメイトが口をパクパクさせている。
そりゃそうだ。えげつない人殺しがこの中にいるかもしれないのだから。


「それらを踏まえた上でも、このゲームから安全に逃れる方法っていうのは見つからないと思う」
枕崎が横目で柿田を見た。

「どんな試行錯誤をしても無駄ってわけだよね。明確な説明がされていない無効内容なんて、なんでもありなんだから」
僕の言葉に枕崎が頷いた。
「僕も枕崎に賛成。犯人、もしくは関係者はクラスの中にいると思う」
あくまで予想だけどね。